JR九州の九州旅客鉄道【9142】は、建機レンタルのキャタピラー九州の会社分割(新設分割)により、設立予定である新設会社の全株式を取得し、子会社化すると発表した。
JR九州グループは、“総合的なまちづくり企業グループ”を目指し、「安全」「サービス」「人材」「デザインと物語 ストーリー 」を柱として、「すべての事業の根幹である強靭な鉄道づくり」、「九州における積極的なまちづくり」、「新たな事業と九州外エリアへの挑戦」の3つの重点戦略を推進することを基本方針に掲げている。
キャタピラー九州は、世界最大の建設機械メーカーであるCATERPILLAR INC.の日本法人・キャタピラージャパン合同会社の九州地区特約販売店として、高性能な建設機械の供給ときめ細かなアフターサービスを通じて、高速道路やダム建設など九州の大規模プロジェクトを支えている。
本件株式取得は、JR九州グループが鉄道事業で培った「安全」と「サービス」を軸に、鉄道以外の新たな分野へと事業領域の拡大を図るものである。今後は、キャタピラージャパンとのパートナーシップのもと既存事業との連携によるシナジーの創 出に取り組むとともに、安全・安心なインフラ整備を通じた“まちづくり”の推進により、JR九州グループの企業価値向上を目指していく。