グローバルWiFi事業や訪日外国人旅行者を含む海外渡航者向け情報メディアサービスを提供するビジョン【9416】は、韓国最大クラスの海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス事業者であるワイドモバイル(以下、WIDE)とともに、中国最大クラスの同サービス事業者である北京環球友隣科技有限公司(以下、ULINK)グループでマーケティングサービスを手掛ける友楽国際傳媒有限公司(以下、UROAMEDIA)の第三者割当増資を引き受けると共に、業務提携を行い、相互の顧客に向けたサービスの拡充を図っていくと発表した。
ビジョンのグローバルWiFi事業は、日本における利用者数が訪日外国人旅行者を含め年間約192万人を超え(2016年実績・ビジョン調べ)、韓国・台湾・米国(ロサンゼルス)といった海外展開も図り、成長を続けている。
これに加えてビジョンでは、中期の成長戦略の一環として、提供サービスの利用者を含めた海外渡航者に対し、有益な情報・サービスを提供するメディアサービス(訪日外国人旅行者に向けた情報誌「SHINOBI」、動画メディア「DOGA.TV」等)、旅行関連サービスプラットフォームづくりに取り組んでいる。
また、WIDEも同様に、韓国でシェア最大クラス(WIDE調べ)のWi-Fiルーターレンタルサービスを手掛けている。
一方、UROAMEDIAは、中国で市場シェア50%を超える年間600万人以上に利用される(UROAMEDIA調べ)海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「環球漫遊UROAMING」を提供するULINK傘下のマーケティングサービス事業者。
現在、中国からの海外渡航者ならびに訪中外国人旅行者向けに紙媒体やデジタル広告を提供すると共に、クライアント企業向けデータ分析サービスを展開しており、特にモバイル通信アプリを活用した情報提供は、旅の前、旅の途中、そして旅の後にも趣向にあわせて行うことで、利用者、クライアント企業双方から多くの支持を得ている。
ビジョン、WIDE、ULINKおよびUROAMEDIA共通のターゲットは、日中韓それぞれの国からの海外渡航者であり、またこれらの方へリーチしたいメディアの広告主である。
相互に連携することで、一層魅力的なサービス提供や利用者増を図ることができ、メディア価値の向上につながるシナジーを生むことが可能となり、3社グループの事業成長や企業発展に寄与していくことが期待できることから、今回、ビジョンはWIDEと共にUROAMEDIAに資本参加をし、業務提携を行うこととした。
■資本業務提携による取組み
(1) 日本・中国・韓国ナンバーワンクラスとなる海外渡航者リーチメディアサービスの開発、販売。
相互に顧客基盤とサービスを連動させ、リーチ可能な海外渡航者数の規模を拡大させた価値の高いメディアサービスと広告の販売を展開する。
(2) 相互に連動させた旅行関連サービスプラットフォーム展開強化。
相互の顧客基盤を活かした旅行関連サービス展開強化を図る。
(3) デジタル広告、モバイル広告などを連動させたメディアサービスの共同開発、展開。
アジア最大クラスの海外渡航者向け新メディアサービスの展開を視野に、相互のノウハウを集約した共同広告プラットフォームの開発を行う。