きりんカルテシステムとルフト・メディカルケアは、共同株式移転の方法により両社の完全親会社となるデータ・リファイナリーを設立し経営統合すると発表した。
きりんカルテシステムは、現在レセコン一体型電子カルテシステムをクラウドサービスとして無床診療所に対し、完全無料で提供しており、特に新規開業や現在、紙のカルテを利用されているクリニックを中心に利用医療機関が順調に増加している。一方、ルフト・メディカルケアは医療介護分野に専門特化したトータル人材アウトソーシング事業を提供。特に滅菌作業の委託、派遣に強みを持ち、全国の大病院をクライアントとして事業を行っている。
今回、両社は、医療領域を中心に介護やヘルスケア領域まで視野にいれたプラットフォームとして、医療機関に対する経営支援をトータルソリューションとして提供すべく経営統合するに至った。
まずは、きりんカルテシステムの事業領域である電子カルテ・レセコンを中心とした医療システムを基盤に収益化を図る「プラットフォーム事業」、診療報酬や医療費の窓口での支払いにおけるサービスを提供する「金融領域事業」、ルフト・メディカルケアの事業領域である「人材領域事業」を中心に展開をしていき、その後、多くの企業と業務提携により、医療プラットフォームとして、そのプラットフォーム上で各社の事業を行えるような展開を目指していく。