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大塚製薬、北米でプラントベース食品製造販売のデイヤフーズ社を約361億円で買収

大塚ホールディングス【4578】の完全子会社である大塚製薬は、北米でプラントベース食品(植物由来)を製造販売するデイヤフーズ社の全株式を405百万カナダドル(約361億円)*1で取得すると発表した。

デイヤ社はプラントベース食品を開発・販売する会社として、2008年にカナダのバンクーバーに設立された。設立以来主にアメリカ市場で順調に売上を拡大し、カナダにおいても成長を続けている。植物由来の原料から作られるチーズ代替品、ヨーグルト代替品、ドレッシング、デザートなどを展開し、健康志向の高い方、ベジタリアン(菜食主義者)、食物アレルギーを持つ方などに広く受け入れられている。同社の売上高は2013年から2016年の間に約3倍に伸長し、直近12カ月の売上高は約90百万カナダドルであり、北米におけるプラントベース食品の高成長企業となっている。

大塚製薬は世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造するという「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」の企業理念のもと、人々の健康を身体全体で考え、疾病の治癒から日々の健康増進までを目指した「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ*2関連事業(以下、NC関連事業)」の両輪で、トータルヘルスケアカンパニーとして事業展開を行っている。今回の買収により、新たな製品カテゴリーを追加することでNC関連事業における製品ポートフォリオを充実させるとともに、北米における同事業の拡大、さらには研究開発及び製造技術、専門知識の共有による両社の一層の成長を目指す。また、デイヤ社は今後ヨーロッパやアジアでの販路も拡大し、大塚製薬はデイヤ社とともに革新的な製品でNC関連事業の世界展開を推進し、世界の人々の健康に寄与していきたいと考えている。

*1 参考レート:1カナダドル=89.2円
*2 ニュートラシューティカルズ:nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品)

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