ソフトバンクは、エス・アンド・アイの株式の43.5%(議決権比率)を、SI大手の日本ユニシス【8056】から取得したと発表した。
AIの活用がさらに進む時代において、ビッグデータ事業に注力する日本ユニシスとシステム構築・開発に強みを持つエス・アンド・アイ、IBM Watson日本語版(以下「IBM Watson」)を展開するソフトバンクの3社の協力が、各社の事業の成長戦略に不可欠との判断に至り、3社合意のもと実現した。
ソフトバンクはこの新たな協力関係を生かし、IBM Watsonの展開を一層強化する。
エス・アンド・アイは、1987年の創立以来、企業やデータセンターのネットワーク基盤の統合や仮想化、CTI関連システムの構築、アプリケーション開発など、ICTプラットフォーム環境の提供を行ってきた企業。今後は、これまで培った技術力を生かしながら、IBM Watsonを軸にしたビッグデータの分析および利活用を、新たな注力事業として推進することを目指している。ソフトバンクは2016年2月より、日本アイ・ビー・エムとIBM Watsonを日本で共同展開し、企業向けソリューションの販売などを行っている。
今後、エス・アンド・アイと連携し、IBM Watson Explorerを活用したソリューションなどさらなる付加価値を顧客に提供することを目指していく。