スマホ向けポイントサイト運営のセレス【3696】は、ビットバンクと仮想通貨関連事業に関する資本業務提携を行うと発表した。
セレスは、スマートフォン端末をメインデバイスとするインターネットメディアを企画・開発し運営することを主業としており、利用者に対して電子マネー等に交換可能なポイントをインセンティブにインターネット上の様々なアクションを促し収益を得ている。国内最大級のスマートフォン向けポイントサイトであるモッピーに加え、モバトクとお財布.comを運営している。
一方、ビットバンクはレバレッジ最大20倍のビットコイン先物取引「BTCFX®」が可能な「bitbank Trade」、国内大手仮想通貨取引所である「bitbank.cc」、仮想通貨の高速取引マッチングエンジンである「bitbank exchange」、仮想通貨取引所参入事業者向けのホワイトラベル提供サービス「bitbank for broker」を展開。また、国内最大規模の仮想通貨・ブロックチェーン関連のニュースメディア「ビットコインニュース BTCN」や、国内唯一のブロックチェーンエンジニア向けの教育プログラムである「ブロックチェーン大学校®」を運営しており、廣末CEOは日本仮想通貨事業者協会の理事を務めている。
ビットコインは、インターネット上で流通している仮想通貨の1つで、オープンソースプロトコルに基づくPeer to Peer型の決済網。ビットコインは権力機関や金融機関を介さないため、極めて低いコストでの決済を可能とするとされており、マイクロペイメントや国際送金などへの利用が期待されておいる。
セレスでは、現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており、そのポイントは一種の仮想通貨(トークン)であると定義している。そのため、グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは非常に親和性が高いと考えており、非現金決済社会(=トークン・エコノミー)が進む中で、セレスではポイントサービスとともに、「POINT WALLET VISA PRIPAID」(プリペイドカード)の発行や、仮想通貨・ブロックチェーン関連への投資を積極的におこなってきた。今回、ビットバンクを関連会社としてグループ化することにより、一層の仮想通貨関連事業を推進していくとともに、トークン・エコノミー(非現金決済社会)の実現に向け、共同で事業展開をしていく。