三井物産系コールセンター運営のりらいあコミュニケーションズ【4708】は、デジタルコンテンツ制作のナディアが行う第三者割当増資を引き受け、資本・業務提携を行うと発表した。
りらいあコミュニケーションズは、現在推進する中期経営計画2020において多様な顧客経験価値を提供するためのサービス力強化に取り組んでいる。本提携により、りらいあコミュニケーションズが提供する「バーチャル・エージェント®」など次世代の顧客サービスに、ナディアが持つデジタルマーケティング領域での総合的な制作能力を活用することで、新たな顧客サービスの開発を可能とするほか、両社の知見を活かした新しいコミュニケーション・デザインを実現するクリエイティブが可能となる。
ナディアは、広範囲でのデジタル分野においての制作実績を持っており、また現在では先端技術と言われるxR（VR、AR、MR）やAIといった分野においても研究開発を行なっている。今後の中長期計画の中においては広範囲な制作領域をワンストップで提供できるという強みを最大限に活かし、先端技術を駆使した制作や自社プロダクトやサービスを展開する中長期計画を立案し、実行している。特に今後のウェブ制作サービスにおいてはウェブ上での「接客」に重点を置いた総合的なソリューションを提供できる技術やサービスを対象に積極的に研究開発や事業投資を行なっていく予定。
りらいあコミュニケーションズは、高品質で効率の良い顧客応対を実現したい企業向けにAIや音声認識ソリューションなどの最先端の技術を用いたCRM／コールセンターのシステムを提供している。ナディアとの協業によりこれらICTを活用したシステムを強化することで、クライアント企業の顧客接点を最適化する新たなサービスを提供していく。
また、両社は、双方の中長期計画の中においてAI技術を用いてビッグデータを活用するデジタル・コンテンツ・マーケティングの重要性を認識し、今後共同で取組みを行なっていく方針。