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Klab、モバイルオンラインゲームリサーチのスパイスマートを完全子会社化

東証1部上場でソーシャルゲーム開発のKLab【3656】は、モバイルオンラインゲームのリサーチ・海外コンサルティング事業を行うスパイスマートの株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

◆スパイスマートの事業内容
スパイスマートは、モバイルオンラインゲームのゲーム内運用に関する調査・分析を行うリサーチ事業とコンサルティング事業を展開しており、「Sp!cemart」というサービス名称で各種ソリューションを提供している。

リサーチ事業は、セールスランキング上位のモバイルオンラインゲームのゲームシステム・運用施策を独自の手法で調査・分析を行い、ダッシュボード形式のWEBツール及び調査レポートとして提供。
当該分析情報は売上拡大のための運用及びプロモーションの企画・改善につなげることができ、非常に好評を得ており、また、ゲーム内プロモーション施策の効果測定やセールスランキングと運用効果の相関関係を時系列で分析できることから、モバイルオンラインゲーム事業者だけでなく、広告代理店、金融機関など幅広い顧客層を有している。

モバイルゲームの海外進出コンサルティング事業は、調査・分析情報に基づき、他国市場でゲームをパブリッシングする際のローカライズ及びプロモーション施策等のコンサルティング事業もスパイスマートの主要な事業になっている。リサーチの対象は日本のみならず、中国、台湾、韓国、その他東アジア地域をカバーしており、他国市場への参入をする際の有力なデータとコンサルティング機能を提供していることも同社の大きな強み。

◆両社におけるシナジー
スパイスマートをKLabグループの一員に迎えることにより、具体的には以下の効果があると考えている。
1、KLabのリソースを活用したモバイルゲームに関する調査ツール、データベースの開発及び営業体制の強化を行う。

2、中国モバイルゲーム企業の日本市場への参入する際のコンサルティングサービスにKLabのノウハウとリソースを活用。マーケティング、ローカライズの支援から資金決済法などの日本独自の法制度などへの対応などの幅広い支援を行う。

3、スパイスマートの持つ海外でのクライアント基盤を活かし、KLabが行っているパブリッシング事業のパートナーをアジア圏に拡大、Inbound及びOutbound事業の拡大とIPの創出・発掘を行う。

4、スパイスマートの手掛ける調査・分析をKLabで展開するモバイルゲームに活かすことにより、更なる品質向上及びプロモーション施策の効率化・有効化を目指す。

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