東証2部上場でITが発祥、現在は買収で化粧品・健康食品の通販事業を営むフォーシーズホールディングス【3726】は、連結子会社であるカラーコンタクトレンズ及び化粧品の卸販売を行うクレイトン・ダイナミクスの株式を同社の従業員である友成聖氏に譲渡すると発表した。 なお、本株式譲渡に伴い、クレイトン社はフォーシーズホールディングスの連結子会社から除外されることとなる。
譲渡価格は、約1億円。
クレイトン社は、2014年2月に設立され、設立当初より業績は堅調に推移し、フォーシーズホールディングスグループとの経営統合後も順調に業績を伸ばしてきている。しかしながら、2016年9月期第2四半期の決算発表延期の原因にもなった売掛金の回収遅延をきっかけに、同社の与信管理を厳格化し、それまでの取引先の見直しを行ったほか、取引先からの発注についても縮小せざるを得ない状況が多々みられるようになった。
かかる状況の下、同社の営業本部長である友成氏より、いわゆるマネジメント・バイアウト（MBO）を行いたい旨の申出を受け、フォーシーズホールディングスにおいても慎重に協議を行った結果、当該申出を受けるこ とが、双方の更なる成長につながると判断、今回の譲渡となった。