日本みらいキャピタルが運営するファンドは、2017年6月16日付で、電源機器、情報通信機器、制御システム機器、スタジオ機器などの研究開発・製造・販売を行う高砂製作所の株式の51%を日本電気(以下、NEC)【6701】に譲渡したと発表した。
日本みらいキャピタルは、2014年3月に高砂製作所へ資本参加して以来、中長期的な観点から事業の筋肉質化を進めるとともに、従業員一人ひとりが自ら考え行動する企業風土への変革を強力に推進してきた。具体的には、「ファシリテーション」と呼ぶワークショップ形式の中期計画の策定・実行支援の取り組みを導入し、従業員が自律的にPDCAサイクルを回す仕組みを構築した。
今回、3年に亘る日本みらいキャピタルの経営支援によって、高砂製作所が中長期的に発展できる経営基盤が確立されたことから、今回の株式譲渡を決定した。
NECはこれまで同様、高砂製作所の株主として、高砂製作所の中長期的な発展に向けて最大限の経営支援を行う。