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ヒト・コミュニケーションズ、EC業務支援のビービーエフを約42億円で買収

東証1部上場で光回線や携帯、家電など営業支援を行っているヒト・コミュニケーションズ【3654】は、EC業務支援サービス及びTVショッピング支援サービスを行うビービーエフの発行済株式の60%を取得し、子会社化すると発表した。
なお、本件株式取得により、ビービーエフはヒト・コミュニケーションズの特定子会社になり、ビービーエフの100%子会社であるブランチ・アウト及び上海布藍綺国際貿易有限公司は、連結子会社となる。
取得価格は、約42億円。

ヒト・コミュニケーションズは、販売・サービス・営業分野を中心に、人材サービス提供によるアウトソーシング事業を行う「営業支援企業」。中でも販売分野では、消費財から耐久消費財まで、その取り扱いは多岐に渡り、高い専門性により研修開発・人材育成から成果追求までを一括して請け負う販売支援事業を中核的成長エンジンとしてこれまで事業拡大を図ってきた。

現在の販売現場では、少子高齢化・人口減経済の進展等を背景に購買の多様化や消費行動の変化が顕著で、販売効率の改善や生産性向上等への対応が喫緊の課題となっており、中でも小売業界を中心として、実店舗とEコマースサイト等の複数の販売経路や顧客接点を有機的に連携させる「オムニチャネル」の強化に取り 組む事業者が増加しており、ヒト・コミュニケーションズは、営業支援事業の将来を見据え、「オムニチャネル営業支援」をテーマに、 新たな事業モデルの構築についてこれまで検討を続けてきた。

今回子会社化するビービーエフは、Eコマース領域において、商品企画から販売・代金決済、物流、成果追求までのサービスを一貫して提供するフルフィルメントサービスに強みを持つ「ECサイト支援事業者」。 これまで蓄積してきた EC支援のノウハウを活かし、事業領域の更なる拡大や越境ECに於けるEC支援サービス事業の拡大を図ることが期待できる他、リアル・バーチャル双方のマーケットでの強みを持つ両社のノウハウを融合することで、将来進展が予想される販売現場におけるIT化への対応力強化を図り、「オムニチャネル営業支援」体制を構築し更なる事業拡大を目指していく。

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