東証1部上場で理学系研究職や研究補助職の人材派遣で首位のWDBホールディングス【2475】は、医療機器、医薬品等の申請・承認関連の支援業務のコーブリッジの発行済株式の全てを取得し、100%子会社とすると発表した。
取得価格は、非開示。
WDBグループは、理学系研究職・工学系技術職人材サービスを中核とした「人材サービス事業」、医薬品等の臨床試験以降の開発業務を代行、支援する「CRO事業」、及び、「受託研究・製造事業」、「インタラクション事業」の4つの事業領域を展開している。
「CRO事業」については、将来の収益の柱とすべく、同事業の一層の強化に取り組んでおり、 国内における事業展開の他に、2015年8月に、米国フィラデルフィアにWDB MEDICAL DATA,Inc.を設立し、海外における同事業の展開をスタートしている。
さらに、CRO事業の安全性業務、研究開発・製造事業における実験代行業務を行うため、2016年2月に、WDB India Pvt,Ltd.を設立し、同年5月より事業を開始した。
また、2017年3月には、欧州でのCRO事業の展開を図るため、フィンランドのCRO企業であるOy Medfiles Ltd.の全株式を取得し、子会社化した。
このような状況のもと、CRO事業のさらなる強化を図るため、今回、コーブリッジの全株式を取得し、子会社化することとした。
コーブリッジは、「医療機器や医薬品等の申請・承認関連の支援業務」をはじめ、 「DMF(Drug Master File)の国内管理人(ICC)業務」、「選任製造販売業者(DMAH)としての業務」等を行っており、同社が約18年間の事業実績の中で蓄積してきた経験・ノウハウ等を、WDBグループが引継ぎ、既存のCRO事業との相乗効果を発揮することにより、グループの企業価値を高めていくものと考えている。