東証2部上場で大阪市東区(現中央区)の運送13社統合で設立されたヒガシトゥエンティワン【9029】は、貨物自動車運送事業、倉庫事業等を行うイシカワコーポレーションの株式を取得し、子会社化すると発表した。
イシカワコーポレーションは、官公庁向けの書類保管、梱包、発送を中心とした倉庫事業を展開している。
今回の買収によりイシカワコーポレーションは、ヒガシトゥエンティワンの車両、倉庫等を共同利用することで効率的な事業運営の実現や営業網を利用した事業拡大が可能となり、ヒガシトゥエンティワンとしても、イシカワコーポレーションが官公庁向けの厳しいセキュリティを伴う書類保管、梱包、配送を通じ培ってきた信用やノウハウを吸収することで、新たな分野での事業展開が可能になると判断、イシカワコーポレーションの全株式取得を決定した。
ヒガシ21は昭和19年に設立後、輸送事業、事務所移転引越事業、倉庫保管事業を基幹事業として事業を展開。70年にわたる事業展開の中で、基幹事業で積み重ねたノウハウを基に、顧客のニーズと時代の変化に対応。物流加工、書類保管、3PLといった発展的な物流事業に始まり、高層ビル内物流のトータルマネジメントを行うビル内デリバリーサービスや、IT機器サポート、福祉用具レンタル卸、駐車場運営、オフィス環境向上サポートなどの物流の枠を越えたサービスまで、幅広いサービスを提供している。また、ヒガシ21は早くから静脈物流(リバースロジスティクス)にも着目し、機密文書リサイクル、産業廃棄物管理など、環境保全・CSRに主眼を置いたエコビジネスにも取り組んでいる。