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AGC旭硝子、フィリピン子会社を現地企業に売却

東証1部上場でディスプレー、建築、自動車用ガラスで世界級のAGC旭硝子【5201】は、AGCフラットガラス・フィリピン社(以下、AGPH)の株式における持ち分(100%)すべてを フィリピンのTQMP Glass Manufacturing Corp.社へ売却すると発表した。

旭硝子は、1988年にフィリピンで建築用ガラス事業を行っていた現地法人に持ち分比率49%で資本参加。 その後出資比率を 100%に引き上げ、現地法人の社名を AGPHに変更し、同社はAGCグループの建築用ガラス事 業のグローバル戦略の一環として重要な役割を果たしてきた。しかし、フィリピン国内の販売競争が激化したため、ここ数年業績が悪化。 当社は中期経営計画 “AGC-plus 2017” で定めた方針に基づき、建築用ガラス事業で選択と集中を行い、高付加価値品への転換を進めており、その一環として今回AGPHの株式すべて売却することを決定した。

今回の株式売却によって AGCグループはフィリピン国内の建築用ガラス製造からは撤退するが、今後は他拠点で生産した遮熱性能を高めるガラスやミラーなどの高機能加工製品の販売を強化していく。

◆AGCフラットガラス・フィリピン社(AGPH)の概要
■本社及び工場所在地  フィリピン パシグ市
■代表    小藤田 洋成
■資本金   53.3億フィリピンペソ
■株主    AGC旭硝子100%
■売上髙   23.1億ペソ(2016年12月期)
■事業内容  建築用ガラスの製造、販売
■設立年   1988年
■従業員数  465名 (17年4月末 内訳:社員219名、協力業者246名)

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