東証ジャスダック上場でデータベース構築のネクストウェア【4814】は、ブロックチェーン技術開発のシビラと資本業務提携を行うと発表した。
出資価格は、約2千万円。
ネクストウェアは、創業以来一貫して企業のデータベース構築に取組むなど、高度かつ高速なデータマイニング技術を有している。これらの技術を応用することで、インターネットに接続される各種機器の稼働状態を監視するビッグデータ解析技術や、顔認証など完全な個人の特定を可能とするバイオメトリクス技術など、急速に普及するIoTサービスにおいて不可欠な要素技術の開発に取組んでいる。
一方、シビラは、高度な数学理論による暗号技術と合意形成アルゴリズム、そして分散技術により、システムの常時稼働や情報の改ざん、不正を不可能とする“ブロックチェーン技術”の開発を行っている。なお同社は、新日本有限責任監査法人等が主催する「EY Innovative Startup2017」においてイノベーションを推進するスタートアップ企業27社に選出されるなど、ブロックチェーン関連技術は高く評価されている。
今回の資本業務提携により、ネクストウェアは、ブロックチェーンの基盤上にデータベースを構築する技術を得ることができ、これにより、ネクストウェアにおいて現在進行中の顔認証システ及びデジタル地図情報など、今後大きく発展するIoT時代に欠かせない高度機密情報のマネジメントが可能となった。
ネクストウェアとシビラは、ブロックチェーン技術の耐改ざん性を活用したセキュリティサービス、および、バイオメトリクス技術とブロックチェーン技術を融合したIoTサービスの企画、開発、販売を共同で取組む。