長野県でスーパーを展開する(株)マツヤ【7452】は、アルピコホールディングス(株)との間で、資本業務提携を行うことを決議し、資本業務提携契約を締結したと発表した。
また、今回の本資本業務提携に伴い、5月2日開催の取締役会において、アルピコHDに対する第三者割当による新株式発行を行う。
アルピコHDに対し第三者割当の新株174万8000株(所有議決権割合19.90%、発行済株式総数の割合17.20%)を発行し、3億7931万円を資金調達する。
マツヤは、2014年2月期の業績悪化に伴う自己資本の毀損により、資本増強による安定的かつ健全な財務基盤の構築が必至となっていた。
投資資金の確保と財務基盤の強化を可能とする資本提携先と、収益向上とコスト削減を可能とする業務提携先の両方を満たすパートナーを必要としていた。
一方、アルピコHDは、長野県で小売、交通、ホテル・旅館の各事業を中心に総合生
活関連グループで、長野県内でスーパーマーケット「アップルランド」、「デリシア」の店舗を展開している。
今回の資本業務提携によって、長野県の北信地域を営業基盤としているマツヤと、中信地方を営業基盤としているアップルランドが、ローカルチェーングループを形成することで、商品の共同開発による商品力強化、店舗運営ノウハウの共有による収益向上や、資材調達等の効率化、物流等のインフラの相互活用等によるコスト削減等のシナジー効果を狙う。