東証1部上場で生活情報分野の販促メディアを展開するリクルートホールディングス【6098】は、合同会社RSIファンド1号を通じ、飲食店向けモバイルPOSを運営・提供するTouchBistro.,Inc(以下、タッチビストロ)の発行済み株式の一部を取得したと発表した。
現在、「モバイルPOS」と呼ばれるクラウド型モバイルレジの市場が世界的に成長を続けている。特に北米では、クレジットカード浸透率の高さを背景にモバイルPOSの浸透が急速に進んでおり、小売店や「クイックサービス」と呼ばれるファストフードやカフェだけでなく、サービスレベルの高いレストランでも活用され始め、今後ますますの市場拡大が予測されている。一方で、店舗向けの各種業務支援機能(予約や会計等)の中でも、比較的後期にクラウド化されたレジ機能には、既存の他機能との連携や、一元操作といった役割が期待されている。
今回出資したタッチビストロは、北米を中心に37か国において飲食店特化型のモバイルPOS『TouchBistro』を提供。リクルートは、今回の株式取得を通じ、海外飲食店市場における『TouchBistro』の浸透を支援していく。
◆TouchBistro.,Incの概要
飲食店向けに様々な業務支援機能を備えたモバイルPOS『TouchBistro』を提供。基本となるレジ機能に加え、スタッフの勤怠管理や給与支払、サービス-キッチン間のスムーズな連携サポートといった飲食店業務を支援する多様な機能を搭載している。また、直観的操作が可能な独自のUI(特許取得済)も指示され、北米を中心に9000件を超える飲食店に導入されている実績をもつ。
◆合同会社RSIファンド1号は、リクルートグループの事業領域および事業開発領域において新しいビジネスモデル・アセット・技術を所有する企業への投資を目的として設立された。事業提携を含め、新たな成長機会を積極的に取り込んでいくことを目指し投資先の支援を行っている。