東証ジャスダック上場でモンゴルの大手銀行を保有している澤田ホールディングス【8699】は、キルギス共和国に本店を置く銀行であるOJSC Kyrgyzkommertsbank(以下、キルギスコメルツ銀行)の株式を取得し子会社化すると発表した。
取得価格は、日本円にして約8億円。
キルギスコメルツ銀行は、キルギス共和国に本店を置く銀行であり、カード事業やネットバンキングを推進するための優れたIT基盤を有している。
キルギス共和国は、農業・畜産業、食品加工業、金採掘を中心とする鉱業を主要産業とする中央アジアの新興国。近隣国のような砂漠がなく豊富な水資源を有しており、また、中央アジアの中継点としての地政学的な重要性もあり、今後の経済成長が期待されている。
今回、澤田ホールディングスはキルギスコメルツ銀行が実施する株主割当増資により株式を取得し、同行を子会社とすることを決定した。 今後、キルギスコメルツ銀行はキルギス共和国における「最も便利で信頼できる先進的な銀行」に成長することを目指し、融資業務及び外国為替業務の強化、カード事業の更なる推進そして新たな金融商品・金融サービスの提供等を積極的に行っていく。