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メディカル・データ・ビジョン、SMO(治験施設支援機関)事業のコスメックスを買収

東証1部上場で医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供しているメディカル・データ・ビジョン(以下、MDV)【3902】は、ヒップ【2136】の100%子会社であるコスメックスの全株式を取得し子会社化すると発表した。
取得価格は、現在協議中。

MDVグループは、創業当時から「医療ビッグデータ活用を推進し、患者メリット創出に貢献する」を理念に事業を進めており、医療機関向けに経営分析システムを提供する「データネットワークサービス」を展開するとともに、同サービスを通じて育んだ強い信頼関係に基づいた病院ネットワークを背景に構築した実患者数1,821万人(2017年4月末現在)にも及ぶ大規模診療データベースを利活用して、主に製薬会社や研究機関向けにデータ分析調査等を提供する「データ利活用サービス」を行なっている。

2016年10月からは、患者自身が診療情報の一部を保管・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」と、患者が自由に支払条件を設定できる医療費後払いサービス「CADA決済」を融合した医療機関向けサービス「CADABOX」の提供を開始している。

MDVグループは、「CADA-BOX」を通じて患者個々から同意を得た上で、リアルタイムかつより詳細な診療データを取得し、さらなる診療データベースの拡充を図ることで、「データ利活用サービス」の飛躍的な成長と事業領域の拡大を目指している。

一方、コスメックスは、2000年の創業以来、新しい治験施設環境を創造することを企業理念とし、SMO(治験施設支援機関)事業を行なっている。皮膚科・精神科・神経内科を得意領域としており、「少施設多症例治験」による高品質かつ高スピードでのSMO業務、及びシステムを活用した効率的かつ充実した治験施設への支援を行なっており、今後さらなる事業拡大を目指している。

今回、MDVは、コスメックスを子会社化し、これまで「データネットワークサービス」を通じて築いてきた強い信頼関係に基づいた病院ネットワークと、「データ利活用サービス」を通じて築いてきた製薬会社の顧客基盤を最大限活用し、コスメックスのさらなる事業成長の支援していく。 さらに、MDVが保有する大規模診療データベースを利活用した治験事業の展開も視野に入れ、協同して事業を推進し、MDVグループの飛躍的な事業成長につなげていき、革新的な治験事業の実現を通じ、患者メリットの創出を目指していく。

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