東証1部上場で大阪地盤のドラッグストアのキリン堂ホールディングス【3194】の連結子会社であるキリン堂は、介護大手のセントケア・ホールディングス【2374】の子会社で調剤薬局運営のメディスンショップ・ ジャパンの全株式を取得し、子会社化(キリン堂ホールディングスの孫会社化)すると発表した。
取得価格は、1億円。
キリン堂グループは、主に関西地域におけるドラッグストア及び調剤薬局を展開しており、特に調剤事業については、新規出店のほか、M&Aを活用した事業拡大を目指している。 近年、調剤事業を取り巻く環境は、医薬分業に対する厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」に沿った“診療報酬の改定”の影響に加えて、地域包括ケアシステムに基づく“健康サポート薬局”の方向性が打ち出されるなか、OTC医薬品・健康食品の販売、在宅医療への取り組みなど幅広い分野にワークすることが求められるなど、大きく変化しつつあり、閉店やM&Aを余儀なくされる調剤薬局が急激に増加している。 このような厳しい環境のなか、キリン堂グループは、フランチャイズシステムを通じ、オーナーが安心して経営できるようサポートすることで、調剤薬局のフランチャイザーとしてさらなる飛躍を目指している。
今回、将来のニーズ拡大を見越して、介護大手のセントケア・ホールディングの子会社で、Medcinie Shoppe International(米国)と連携して2004年から調剤薬局『メディスンショップ』のフランチャイズ展開をするメディスンショップ・ジャパンの全株式を取得するもの。