経営再建中の東芝【6502】は、社内カンパニーであるインフラシステムソリューション社、ストレージ&デバイスソリューション社、インダストリアルICTソリューション社、並びにエネルギーシステムソリューション社及び原子力事業統括部の主要4事業をそれぞれ会社分割して分社化する方針を発表した。
本会社分割は、それぞれ東芝の完全子会社を承継会社とするもの。
各分社会社は、東芝グループ内の連携を強化しつつ、自立した事業体として、新規事業展開を含めて事業価値の最大化集中していく。また、現状の社内カンパニー制に比べて事業責任を明確化するため各分社会社が傘下会社を直接子会社化することでガバナンスを強化する。
また、各分社会社は、事業特性に応じた内部管理体制を構築し、外部監査の適用を直接受けることでガバナンスを一層強化していく。
会社分割後の東芝は、グループ全体としての企業価値最大化とガバナンス強化に特化し、グループの戦略策定や資源配分、リスク管理機能の拡充を加速化させる方針。