食品関連企業グループの持株会社であるジャパン・フード&リカー・アライアンス【2538】は、連結子会社で食品・酒類を製造・販売する盛田が、千代菊及び常楽酒造の株式を田中文悟商店から取得し子会社化すると発表した。取得価格は約8億円。
ジャパン・フード&リカー・アライアンスグループの酒類製造販売事業は、中核会社である盛田を中心に、傘下の子会社である老田酒造店、加賀の井酒造、中川酒造が参画している。
千代菊は、元文三年、現在の岐阜県羽島市で創業し、平成30年には創業280年を迎える老舗の清酒等製造・販売会社。
常楽酒造は、大正元年に球磨川の最上流、熊本県球磨郡で本格焼酎の製造を開始し、1994年にリキュール類製造免許を取得とともに、同県球磨郡錦町に新工場を建設。2007年には新リキュール工場兼試飲即売所をオープンするなど、積極的な事業展開を行っている。
今回の千代菊及び常楽酒造の買収は、千代菊及び常楽酒造の持つ個性や価値を最大限に活かしつつ、グループの持つノウハウやリソースを利用して最大限の効率化を図り、より一層の収益性の向上を目的としたもの。