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日清食品HD、三菱商事の香港子会社を買収 香港の事業基盤強化へ

即席麺等を販売するグループの持株会社日清食品ホールディングス【2897】は、香港子会社の日清食品有限公司が、三菱商事【8058】の子会社である卸売会社MC Marketing & Sales (Hong Kong) Limited (以下「MCMS」) の発行済株式総数の51%を、2017年3月15日付で三菱商事より取得したと発表した。

日清食品グループは、海外展開を重要な成長戦略のひとつと位置付けており、現在は世界19カ国に事業拠点を構え、80カ国以上で製品を販売している。香港においては、香港日清が高いシェアを持つ「出前一丁」や「合味道」(Cup Noodles)ブランドのインスタントラーメンや菓子など食品の製造・販売を行っている。

このような状況の中、香港の事業基盤のさらなる強化と拡大を図るため、香港・マカオ市場で幅広く食品卸売事業を展開しているMCMSの株式取得に至ったもの。

今後は、MCMSがこれまで培ってきた流通各社との関係を活かし、販路の拡大や営業体制の強化を図り、また、提携によるスケールメリットやコストダウンなどシナジー効果の早期実現により、香港・マカオにおける食品事業を加速し、日清ホールディングスグループの海外事業の強化に努めていくとしている。

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