半導体、電子部品、電子機器を販売するエレクトロニクス商社のリョーサン【8140】は、香港のEdal Electronics Company Limited(易達電子有限公司)(以下「Edal社」)の株式を100%取得し完全子会社化したと発表した。
エレクトロニクス商社のリョーサングループは、中期経営計画において、事業構造の変化に対応した「ビジネスモデルの転換」と持続可能な「自律的成長」の追及を基本姿勢とし、その具現化策として「成長路線の再構築」に取り組んでいる。
今回のEdal社株式の取得は、エレクトロニクス産業集積地である中国華南地区への戦略的な投資を通じ、同地区への新たな橋頭堡を構築。国内市場の成熟化が進む中、グローバル対応強化による海外ビジネスの拡大、以って成長路線の再構築を加速化させることを目的としたもの。
Edal社は、1987年の設立以来一貫して、中国華南地区地場の有力エレクトロニクスメーカー等に半導体製品の販売を行っている。Edal社が持つ中国現地企業の顧客が新たに加わることで、より一層の事業規模の拡大が図れると見込んでいる。