臨床検査に関連する事業を手掛けるグループの持株会社であるみらかホールディングス(以下「みらかHD」)【4544】は、平成29年4月3日を効力発生日として、子会社で、免疫血清検査薬など臨床検査薬の開発製造を行う富士レビオ(以下「FRI」)が実施する単独株式移転によって、グループの臨床検査薬事業(以下「IVD事業」)を統括する中間持株会社「富士レビオ・ホールディングス(以下「FRHD」)」を設立すると発表した。
みらかグループのIVD事業は、国内をはじめ、米国、欧州、台湾などに拠点を有し、グローバルな事業体制で研究開発、生産、販売活動等を推進しているが、IVD事業における国内外の市場環境は、経済のグローバル化、医療技術の高度化、先進国における医療費の増加、新興国の経済成長などを背景として、急速に変化している。
こうした中、みらかHDは、グローバル市場におけるニーズをいち早く捉え、開発戦略および販売戦略に反映するとともに、迅速な意思決定によりこれら戦略の実行スピードを加速するための経営体制を構築することが不可欠と判断、今回グループのIVD事業を統括する中間持株会社として、FRHDを設立するもの。
FRHDは、みらかグループIVD事業の戦略策定と子会社の事業管理を主な役割とし、その経営陣はグローバル経営を加速することにより、同事業の成長と収益拡大に寄与することを目指す。