投融資のアレンジやホテル、ボウリング場などの運営を手掛けるマーチャント・バンカーズ【3121】は、BTCボックス(以下「BTC社」)との間で、マーチャント・バンカーズが今後、BTC社株式を取得のうえ、BTC社が行う仮想通貨事業における資本業務提携を行うことにつき、基本的な合意に至ったと発表した。
BTC社は、仮想通貨の黎明期である平成26年3月に設立されて以降、平成26年4月か らビットコイン取引所である「BTCBOX」を運営している。BTC社は応用可能なブロックチェーンの根幹技術を保有しており、これまで2年以上の運営の中で無事故で維持するなど、技術力や運営の水準も高く、国内でも1日2~3万ビットコインの取引量があるビットコイ ン取引所で国内第2位の運営会社である。
仮想通貨は、近年、決済手段として、あるいは、投資対象として非常に注目を集めており ます。マーチャント・バンカーズは、投資会社として国内のみならず海外において不動産や企業、事業に対する投融資を行うとともに、ホテルを中心に商業施設の運営を行っており、こうした不動産や投融資を含む金融業または商業施設運営への仮想通貨による決済等の展開をワールドワイドに 展開を行うべく、有力な仮想通貨事業を行う戦略的事業パートナーを模索してきた。
戦略的事業パートナーであるBTC社にとっても、マーチャント・バンカーズのこれまで行ってきた投資業、不動産業における長年の知見や、上場会社の経営管理を活用することで、仮想通貨取引業者に義務付けられる規制に対する内部体制の強化が実現できることや、新たな戦略的パートナーの出資や業務提携など、外部施策の強化といった総合的な企業経営に対するサポートを期待しているという。