インターネット接続サービス等を提供するギガプライズ【3830】は、持分法適用関連会社であるフォーメンバーズの株式を追加取得し、連結子会社化すると発表した。
ギガプライズグループは、平成9年の会社設立以来、マンションやアパートなど集合住宅向けのインターネット接続(ISP)サービスの提供を中心に、監視カメラ・DVRの販売・保守、不動産賃貸管理ソフト『FutureVision Air』の開発・販売など、不動産業界向けのトータルITソリューションの提供を目指し事業を展開してきた。
平成27年10月には、今後の更なる業容拡大を目指し、日本最大の小売業である「イオングループ」の中核企業で、ディベロッパー事業を展開するイオンモール【8905】における不動産仲介事業”イオンハウジング”のフランチャイズを展開するフォーメ ンバーズを持分法適用会社とする資本提携を行い、以降、同社への経営支援を行うとともに、イオンハウジング事業拡大に向けて、営業体制の確立、新規自社店舗の立ち上げ、人員の採用・教育など、同社と共に積極的に取り組み、今後のフランチャイズ化に向けた準備を進めてきた。
ギガプライズとしては、同社の株式を追加取得し同社を連結子会社化することで、営業部門の連携による集合住宅向けISPサービスや不動産賃貸管理ソフト『FutureVision Air』の同社を通じた拡販はもとより、フランチャイズ店舗開発の推進によるイオンハウジング事業の早期展開を行い、集合住宅向けISPに次ぐ事業の柱として強化していく考え。
また、昨今の不動産業界を取り巻く環境は、不動産業務とITが融合した不動産Techの概念がうたわれ、スマートメーターの導入によるHEMSの普及、各種IoT機器による家電制御や見守り・防犯サービスの開始、AIやVRの活用による不動産仲介業務の変革、IT重説の社会化実験の開始、民泊に対する管理業務支援など、大きな事業拡大の余地があるとしている。
今後、ギガプライズグループのネットワークインフラ、システム開発力、不動産関連業務ノウハウ等を活用し、IoT機器やVR技術などを利用した各種サービスを同社と共に展開し、住まいを取り巻く様々なニーズに合致したサービスを提供することで、より一層の事業拡大に努めていくとしている。