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ミスターマックス、会社分割により持株会社体制に移行

ディスカウントストア運営のミスターマックス【8203】は、平成29年9月1日(予定)を効力発生日として会社分割(吸収分割)の方式により持株会社体制へ移行すること、及び平成29年3月上旬(予定)に分割準備会社としてミスターマックス100%出資の子会社(以下「分割準備会社」)を設立すると発表した。また、ミスターマックスは、平成29年9月1日付で「株式会社ミスターマックス・ホールディングス」(予定)に商号を変更し、引き続き持株会社として上場を維持する予定としている。

ミスターマックスを取り巻く環境は、少子高齢化や地方格差・所得格差の拡大など構造要因に加え、最近では消費税増税や物価高などを背景に顧客の商品や価格に対する要求水準は従来以上に高まっている。その一方で、小売業界では、業態の垣根を越えた競争がますます激化している。

「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」を経営理念とするミスターマックスは、商品政策において、「価値ある安さ」を顧客に提供するべく、特に購買頻度の高い、普段の暮らしに直結する商品について、年間を通じて低価格を実現する取り組みを強化するとともに、新しい顧客層の取り込みも積極的に行ってきた。

このような環境下において、ミスターマックスは、責任体制の明確化を図り、価値ある安さの提供とミスターマックスの収益を両立できるようローコスト運営に磨きをかけていくとともに、機動的な組織再編、戦略的なM&Aやアライアンスなど、環境の変化に即応できる体制を構築することが望ましいと判断し、持株会社体制へ移行する方針を決定したもの。

ミスターマックスは、持株会社体制への移行後、引き続き上場を維持するとともに、グループ全体の統一的かつ柔軟な戦略策定、新たな成長分野を含めた経営資源の最適配分、子会社における業務執行状況チェックなどの機能を担い、戦略的かつ明確な経営組織を整備することにより、グループとしての企業価値の最大化を目指していくとしている。

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