物流施設の開発や管理を手掛けるシーアールイー【3458】は、不動産ファンド運営のケネディクス【4321】との間で資本業務提携並びに同社に対する第三者割当による新株式発行を行うと発表した。
シーアールイーは、物流不動産を中心に約1,490物件、約121万坪(約400万㎡)の不動産の管理運営を行っており、シーアールイーグループは国内でも数少ない物流施設分野に強みを持つ企業として成長してきたが、今後も永続的に発展していける企業となるためには、業容拡大に併せた経営体制の強化や財務基盤の充実が不可欠であるとしている。
一方、ケネディクスの中期経営計画では、共同投資を中心とする不動産投資事業の推進が重点施策とされている。
シーアールイーとケネディクスとの間で互いの経営資源、ノウハウを活用した業務提 携の可能性について協議を重ねた結果、シーアールイーは、ケネディクスから、J-REIT運営事業及びファンド事業の知見が得られる一方、ケネディクスは、シーアールイーから、シーアールイー主体の物流施設開発案件への共同投資やシーアールイーグループが組成するブリッジファンドへの共同投資などの投資機会を得ることができ、両社とも提携先として相応しいとの結論に達したもの。
また、併せて第三者割当増資による資本業務提携を行うことで、シーアールイーとしては受託資産残高で国内最大手級のケネディクスの資本参加によって、信用力や財務基盤の強化につながり、ケネディクスにおいては今後の成長機会の獲得に資することから、両社の企業価値向上に向けた連携施策をより一層推進できるとしている。