フォトブック作成や遺影写真の加工などを手掛けるアスカネット【2438】は、ソーシャルロボット「unibo」を開発するユニロボットと資本業務提携を行うと発表した。アスカネットは、ユニロボットが実施する第三者割当増資を99百万円にて引受ける予定。
ユニロボットは、個人の特性、感情にあわせたコミュニケーションを可能にする独自開発の人工知能を搭載し、利用者の日常生活を支援するソーシャルロボット「unibo」の開発、製造、販売を行っているベンチャー企業である。
同社は、ディープラーニングを活用した自然言語処理・感情認識や高度な個人向けレコメンドエンジン、独自の会話システムなどを開発、それらを搭載したuniboは人との会話を重ねることによりその人の個性を学習していくという真のパートナーロボットとして期待されており、2017年3月販売開始予定となっている。
また、uniboを通じてパーソナルデータを獲得し、行動推論解析を行うことで、ロボットプラットフォームを構築、一般家庭に加えて、介護施設や教育現場、流通店舗、自治体などの分野で、消費者に直結した購買やサービスの提供を行う「生活サポート企業」を目指しているという。
アスカネットは、少子高齢化の流れの中、高齢者社会が抱える様々な社会課題を解決する上で、人工知能やロボット、IoTなどの技術に深い関心を有しており、今後アスカネットがさらに注力すべく検討しているシニア市場との高い親和性や、人工知能、IoTなど最新の知見を活用することによる新たなビジネスの創出など、ユニロボットとの提携には大きなメリットがあると判断、今回の提携に至ったもの。