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ノジマ、ニフティのコンシューマー向け事業を承継する会社を子会社化

家電量販店のノジマ【7419】は、ニフティ(以下「現ニフティ」)のコンシューマー向け事業(以下「対象事業」)を吸収分割により承継する会社(以下「新ニフティ」)の株式の全てを取得し、ノジマの子会社とすること(以下「本株式取得」)及び本株式取得に伴う資金の借入れを行うと発表した。なお、本件は、富士通が新たに設立する100%子会社に対し、吸収分割の手法により現ニフティの対象事業を承継(以下「本吸収分割」)させ、ノジマは、新ニフティの株式の全てを富士通から譲り受ける。なお、取得価額は250億円。

ノジマグループは、デジタルAV関連機器、家庭用電化製品、IT・情報関連機器及びそれらに関するサービス等の提供を行うデジタル家電専門店と、平成27年にグループに加わったアイ・ティー・エックスをはじめとするグループ会社を中心に携帯電話の販売及び関連サービスの提供を行うキャリアショップを運営している。

新ニフティは、現ニフティより、ISP事業とWebサービス事業から成るコンシューマー向け事業を承継する。ISP事業においては、インターネット接続サービスに加え、セキュリティサービス、電話や訪問によるトラブル解決サポート等の付加価値サービスを提供しており、Webサービス事業においては、顧客が無料で利用できる各種Webサイトの運営、利用者の情報発信を支援するブログやSNS等のサービスの提供及びパソコン・携帯電話・スマートデバイス向けの多様なコンテンツの提供を行っている。

今回、ノジマグループは、デジタル家電及び携帯電話販売という既存のビジネスモデルから、IoT時代を見据えたトータルソリューション企業へと進化するため、本株式取得により、新ニフティをグループへ迎えるもの。

ノジマグループは、現ニフティから新ニフティが承継する顧客基盤・ブランド価値・サービスを維持しながら、新ニフティとともに、それらを一層拡充させる新しいサービスの開発・提供を進めていく考え。

一方で、新ニフティが、ノジマグループにおけるオンライン領域の中核企業として、長年に亘り培ってきたネットワークやWebの企画・開発力を存分に発揮し、引き続き事業拡大に取 り組むことで、ノジマグループは、家電販売事業、携帯販売事業、インターネット関連事業をグループ内に持つこととなり、新しい価値・新しい文化を生み出し、今までにないビジネスモデルを作り、トータルソリューション企業へと進化していくとしている。

 

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