人材派遣や業務請負などを手掛けるグループの持株会社であるウィルグループ【6089】は、連結子会社で海外事業を統括するWILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.(以下「WAP」)が、Ethos Corporation Pty. Ltd.(以下「ETC」)及びThe Ethos Unit Trust(以下「EUT」)の株式及び持分を、並びにBeathChapman Pte. Ltd.(以下「BCM」)の株式を、それぞれ約70%ずつ取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額はETC及びEUTが約647百万円(7612千オーストラリアドル)、BCMが約320百万円(4001千シンガポールドル)で、合計約967百万円。
ウィルグループは、「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションとして掲げ、国内外で人材派遣、業務請負、人材紹介等の事業を展開している。
海外展開においては、ASEAN地域における事業の拡大と事業機会発掘の効率を高めていくことを展望し、海外事業の統括及び海外の事業会社等への投資を行うことを目的として平成26年2月にWAPを設立。シンガポール、マレーシア及びミャンマーにおいて人材サービスを展開している。
一方、ETC及びEUT並びにBCMは、オーストラリア並びにシンガポールにおいて、主にいわゆるエグゼクティブ層やニッチな専門スキルを持った人材の紹介や派遣サービスを、大手金融、IT、行政機関、消費財メーカー、ヘルスケアメーカー、リーガルオフィスといった様々な業界の機関・企業へ提供している。
今回の株式取得により、ウィルグループとしては初のオセアニア地域での人材サービスの提供が、また、シンガポールにおけるエグゼクティブサーチ領域の強化・拡大が可能となると判断したもの。