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日立建機(6305)、豪のシステム開発会社APSから事業を譲り受けへ

日立建機(株)【6305】の子会社で、鉱山運行管理システムの開発・販売・保守を手掛けるカナダのウェンコ社(Wenco International Mining Systems Ltd. )は、このたび、出来形管理システムの開発・販売・保守を手掛けるオーストラリアのAPS社(Automated Positioning Systems Pty Ltd. )の事業を、資産購入により継承することで、APS社と合意に至り、4月末までに正式契約を結ぶと発表した。

日立のクラウド技術を新たに導入した、ウェンコの鉱山運行管理システム「フリート・マネジメント・システム(FMS)」を、カナダの大手資源会社テック・リソースズの鉱山開発現場に適用し、ダンプトラックやショベルなどの鉱山機械の運行管理を効率化、高度化するための概念実証プロジェクトを開始する。

FMSは通常、鉱山の現場ごとに構築、運用しているが、今回のプロジェクトでは、クラウドサービス型のFMSにより、遠隔地の一施設から複数の鉱山を管理し、運行指示を出すことが可能であることを実証する。これにより、FMSの導入・運用コストの低減が見込めることから、従来は導入が難しかった小規模鉱山などへの導入拡大が見込まれる。

日立とウェンコは、テックとともに、今回のプロジェクトの成功と今後の本格的な適用に向けて、運用や技術面の課題などを検証する。

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