コンテンツ開発等のファステップス【2338】は、連結子会社TMプランニングの全株式を譲渡すると発表した。
平成23年8月にファステップスの100%子会社として設立したTMプランニングは3PL事業者として受発注からピッキング、在庫管理といった、物流に関する顧客のロジスティクス業務全般の現状を客観的に把握、分析を行い、コスト低減や業務負担の軽減の提案をしている。
現在、物流業界はEコマース市場の拡大に伴い、ユーザーの利便性を追求するために、小口・多頻度の輸送や時間指定配送など、提供するサービスも多様化しており、3PL受託業務内容はより高度できめ細やかな対応が求められている。しかしながら、そのユーザーのニーズに応えるべく物流業界の競合環境がより激化していることやドライバー職の慢性的な人材不足や高齢化が深刻な問題となっており、この要員不足を受けたコスト増も相まって、荷主への継続的な物流効率化の改善提案の実施が容易ではなく、当事業が得られる利益率が悪化傾向にある。
このような状況の もと、収益力の高い事業の選択と集中を徹底することでファステップスグループの企業価値の向上および経営の効率化に資するものと判断し、今回、所有する全株式を譲渡することとなったもの。