メラミン化粧板ほか建材、プリント配線板を製造するアイカ工業【4206】は、連結子会社でフェノール樹脂メーカーのアイカSDKフェノールの株式を追加取得し完全子会社化するとともに、同社を完全子会社化した後、吸収合併すると発表した。アイカ工業を存続会社とする吸収合併方式となり、アイカSDKフェノールは解散する。
アイカSDKフェノールは、アイカ工業が85%出資する連結子会社であり、フェノール樹脂の製造販売を行っている。同社の製品は、米国ユニオンカーバイドの技術をベースとして、顧客ニーズに合致した改良を行い、提供されている。
アイカ工業もフェノール樹脂を製造販売しており、事業の親和性が高いことから、今回、アイカSDKフェノールを合併するもの。
これにより、経営資源やノウハウの融合によるシナジー効果の最大化や、営業および原材料調達力の強化、生産効率の向上、経営の意思決定の迅速化、事業基盤の強化を図る。