各種砂糖類、切花活力剤、食品添加物の製造を手掛けるフジ日本精糖【2114】は、タイにて出資している連結子会社であるFuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.(以下「FTI」)について、合弁契約先であるBangkok Inter Food Co.,Ltd.及びThai Fermentation Industry Co.,Ltd.の出資持分45.0%を追加取得し、完全子会社化すると発表した。
フジ日本精糖は、精製糖、液糖、糖蜜などの製造を主に手掛けるが、その中で機能性食品素材「イヌリン」事業の更なる成長を戦略としている。イヌリンは、砂糖から生まれる食物繊維で、フジ日本精糖は世界で初めて、砂糖からイヌリンを作ることに成功。
平成24年6月に、イヌリン事業の拡充を図り、タイに合弁事業会社であるFTIを設立していた。
今回、FTIを完全子会社化し、グループ内連係の強化、推進により意思決定を速め、事業戦略のスピードアップや管理体制の充実を図り、グループ全体の企業価値向上を目指すもの。