眼鏡・コンタクトレンズ等の小売チェーン大手であるメガネスーパー【3318】は、非連結子会社である目の健康と共同で、富山県の有力チェーンであるメガネハウスの株式を取得すると発表した。また、これに伴いメガネハウス及び目の健康は、メガネスーパーの連結子会社に該当することとなる。なお、取得価額は300百万円。
メガネスーパーは、アイケア重視のサービス型店舗モデルの発展的活用として、同業のメガネチェーン店向けに「目の健康プラットフォーム」を構想。これは、メガネスーパーが数年続いた赤字状態からの脱却の源泉となった、アイケア重視のサービス型店舗モデルへの転換を、このプラットフォームに参画するメガネチェーン店に対し、適合する部分を導入するもので、当該メガネチェーン店は、再生のノウハウを活用して売上・利益拡大を図ると共に、屋号や店舗網を維持したまま、事業承継・連携を行う事が可能となる。
メガネハウスは、富山県内において22店舗を有する地域最有力チェーンの1社である。同社は、創業以来、地域への密着と貢献を基本経営方針として、顧客の眼の環境にあった商品・サービス提供を強化しており、多くの点でメガネスーパーの事業方針と共通点を有する。
今回の株式取得により、メガネハウスは、更なる地域への密着と貢献を目的として、共同購買、物流、店舗運営、顧客への付加価値提供等、様々な分野でのメガネスーパーとの相乗効果を見込む。また、メガネスーパーにおいては、メガネハウスの店舗網がメガネスーパーの眼鏡等小売店舗網(富山県内1店舗のみ)と地理的補完関係にあるなど、「目の健康プラットフォーム」を具現化していくうえで欠かすことができないパートナーと判断したもの。
今回、メガネスーパーと共にメガネハウスの株式を取得する目の健康は、メガネスーパーが平成28年7月に株式を取得し保有しているが、取得時点において、質的及び量的観点から重要性が乏しいため非連結子会社としていた。
今回の目の健康によるメガネハウスの株式取得は、全額メガネスーパーの手元資金から目の健康に融資を行うことにより実行される。これにより、目の健康は、質的及び量的観点から重要性が増すことからメガネスーパーの連結子会社とするもの。