粗鋼生産を手掛ける新日鐵住金【5401】は、子会社である米国Western Tube & Conduit(以下「WTC」)の株式を、米国Zekelman Industries傘下のWheatland Tube(以下「WLT」)へ売却する契約を締結したと発表した。
WTCは、主としては電縫溶接鋼管(Conduit)の製造・販売を行っている。
事業環境の変化により、新日鐵住金の事業とのシナジーが希薄化したことから、グループ会社の選択と集中の一環として、今回、WTCの株式のWLTへの売却を決定したもの。
売却先であるWLTは、米国Zekelman Industries傘下の電縫溶接鋼管製造販売会社である。Zekelman Industriesは、傘下に複数の鋼管製造販売会社を持ち、北米で幅広く鋼管事業を展開している。