タクシー事業を全国で展開する第一交通産業【9035】は、連結孫会社である仙台第一交通が、平成28年12月5日付で、仙台市内でタクシー事業を営む南仙台交通の発行済株式79.2%を取得したと発表した。
第一交通産業グループは、福岡県北九州市小倉北区に本社を置き、タクシー・ハイヤー事業の他に路線バス・不動産・貸金業事業などを運営している。タクシー事業においては、北海道から沖縄まで各地に営業所を置き、営業所のないエリアでは地場タクシー業者と提携するなど、そのネットワークは全国をカバーしている。
一方南仙台交通は、一般タクシーの他、仙台の街並みを堪能できる観光タクシー、7つの寺社を巡る七福神タクシー、ビジネスに最適な最高級ハイヤー、大人数で利用可能なジャンボタクシー、時代のニーズに応える福祉タクシー等、豊富な車種をそろえて営業を行っている。
今回の株式取得により、南仙台交通のタクシー65台が増加することで、宮城県内においては既存のグループ会社4社338台と合わせて403台となり、グループ全体のタクシー保有台数は8491台へと拡大した。