日本商品特化型/ワンストップ型中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営する、Inagora(以下「インアゴーラ」)は、2016年11月29日に、シリーズCラウンドで約23億円(2,100万ドル)の第三者割当増資を実施し、総額約47億円(4,100万ドル)を資金調達したと発表した。
新たな引受先として、World Innovation Lab(以下「WiL」)、前ラウンドに引き続き中国大手投資会社Ventech China、TO-WIN Invest Limited、他 個人投資家が本ラウンドに参加した。WiLは、産業革新機構、みずほ銀行、DoCoMoベンチャーズ、日産自動車、SONY、全日空、三越伊勢丹など、20を超える大手企業が共同出資している約300億円超の国内最大級のファンドである。
インアゴーラはこれまでに2016年2月17日と2016年5月25日に、中国大手VCであるVentech China、真格基金、IDG資本などから、合計約23億円(2,100万ドル)をシリーズAおよびBラウンドとして調達してきたが、本ラウンドでの調達により、インアゴーラはわずか10か月の間に合計約47億円の調達を実現した。
本資金調達の使途としては、中国現地でのマーケティング強化はもちろん、インアゴーラの強みである日本企業向け越境ECコンサルティングメンバーの人員増強や、商品の魅力を最大限に引き出すコンテンツ制作部隊・設備の増強、そして特に注力していく事業戦略として、SNSメディアや専門アプリ、個人ネットショップなどを束ねるネットワーク型戦略、『越境EC2.0戦略』を打ち出し、そのネットワーク構築のための事業開発体制の強化およびシステム開発に投資していくとしている。