持株会社のジェイ・エスコムホールディングス(以下「ジェイ・エスコムHD」)【3779】は、連結子会社であるスープが、子会社であるESCOM CHINA LIMITED(以下「ECL」)の保有株式の全部を譲渡すると発表した。なお、本件株式譲渡に伴い、ECL及びECLが持分を全て保有する達楽美爾(上海)商貿有限公司がジェイ・エスコムHDの連結子会社から除外されることとなる。
ジェイ・エスコムHDの連結子会社であるスープは、中国において中国法人向けのオフィス消耗品の通信販売事業を展開するため平成18年7月18日付で中国政府より達楽美爾(上海)商貿有限公司の出資認可を取得し、その後海外子会社の管理拠点として平成19年7月31日付でECLを設立している。しかしながら、当初予定していた中国法人向けのオフィス消耗品の通信販売事業において黒字化の目処が立たなかったことから、海外事業は低調なものに留まっている。そこで今後の事業継続について検討を重ねた結果、連結子会社であるスープにおいて新規に開始している出版及びライセンスビジネスと、現在海外事業で行っている理美容関連商品に用いる容器の仲介ビジネスとの相乗効果が得られないことから、海外事業の取引先であるファインケメティックスに対してECL株式の譲渡を行うこととなったもの。