M&Aニュース配信NO.1サイト|M&A ニュース速報 | M&A タイムス

フクビ化学工業、アリス化学を完全子会社化 業容拡大へ

建材・住設用途などの合成樹脂異形押し出し加工を手掛けるフクビ化学工業【7871】は、FRPやFRAなどプラスチックの総合成形メーカーであるアリス化学の全株式を取得した事により、同社を完全子会社化したと発表した。

フクビ化学グループは、プラスチックを中心とする異形押出成形技術をコア技術として、建築資材事業、産業資材事業といった事業を展開。しかし、今後新設着工戸数の大幅な増加が期待できない中において、非住宅市場とリフォーム市場を成長分野と位置づけている。

一方アリス化学は、1969年創業のFRP(繊維強化プラスチック)成形を行う会社である。特に、個別のオーダーメイドに対応できる高い技術力を有しており、主力製品である高級浴槽や特殊浴槽は、高齢者住宅・医療介護施設、リフォーム市場において高い評価を得ている。

今回フクビ化学工業は、アリス化学の子会社化を通じて、両社の業容拡大に努めることはもとより、フクビ化学工業が提供する既存の製品やサービスの高付加価値化と多様化を実現するとともに、グループ内での連携を通して、新技術や新商品の開発を行い、グループ価値の増大につなげたい考え。

モバイルバージョンを終了