持株会社のベネッセホールディングス(以下「ベネッセ」)【9783】は、ペットに関連するメディアおよびアプリの開発・運営を行う、Vapesの発行済み株式の35.2%を取得する旨の株式譲渡契約を締結し、また、ベネッセの子会社であるベネッセコーポレーションが、Vapesとの間で、相互に協力してペット領域における事業を強化していくことを旨とする業務提携契約を締結したと発表した。
ベネッセコーポレーションは、雑誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」や関連WEBサイト・スマートフォン用アプリ等のペットオーナー向けのメディア事業を運営している。ベネッセではペット事業を次の成長領域と位置付けており、本領域での事業拡大を進めるうえで不可欠となるペットオーナーとの継続的な顧客接点を構築できるWEBメディアの短期間での大幅な強化を検討してきた。
一方、VapesはWEBコンサルティング事業で培ったノウハウを活かして「ペット生活」「ペットフィルム」等の自社運営のWEBメディアを短期間で国内屈指の規模まで成長させているが、オーナーとの顧客接点を活かした今後の事業展開を模索するうえで、戦略的に事業を展開できるパートナー企業との提携を検討してきた。
今回、ベネッセ、Vapes両社の思惑が一致し、ベネッセによるVapesへの資本参加とペット領域における包括的な業務提携を行うことで合意したもの。本提携により、定期購読誌約16万部、WEBサイト月間約2,000万PV、スマートフォン用アプリ約100万ダウンロード、Facebookページの総「いいね」数42万以上を誇る、国内最大級のペットオーナー向けのメディアネットワークを形成する。当面の協業内容としてコンテンツの相互連携や、共同での広告商品の開発/販売を予定しているが、両社の強みと圧倒的なペットオーナーの顧 客基盤を活かした、ペットオーナー及びペット関連事業者向けの各種サービスを両社共同で展開する予定。