ソフトウェアの品質保証、テスト事業を手掛けるSHIFT【3697】は、ERPパッケージソフト「COMPANY」や人工知能型ERP「HUE」を提供するワークスアプリケーションズが実施する第三者割当増資を引受け、包括的資本業務提携を行うと発表した。なお、出資金額は359百万円。
SHIFTは、ソフトウェア開発における第三者検証の重要性とその大きな潜在市場を見出し、平成21年11月よりソフトウェアの品質保証専門企業として、エンタープライズ、エンターテインメントの両領域で事業を推進してきた。提供サービスは、ソフトウェアテスト実行のみならず、開発上流工程から不具合の出づらい開発体制の構築を支援するコンサルティングサービス、品質保証におけるノウハウを提供する教育サービスやテスト支援ツールの提供など、業務の効率化・ソフトウェア製品の最適品質化のために必要なサービスポートフォリオを形成している。
一方ワークスアプリケーションズは、人事、会計といった企業経営に関わる情報を統合的に管理し経営の効率化を図る基幹業務ソフトウェア(以下「ERPパッケージ」)の開発・販売・サポートを行っている。また、先端技術や製品機能の開発、将来を見据えた新しいチャレンジも積極的に推進する先進的な企業でもあり、SHIFTの品質保証に対する考えや手法に共感し、これまでも品質パートナーとして、共にソフトウェア開発とテストの効果的分業化、生産性と製品品質の向上に取り組んできた経緯がある。
今回、ワークスアプリケーションズが保有する、人工知能(以下「AI」)を活用したERPパッケージの開発技術及びグローバルでの人材・経営資源と、SHIFTが保有する品質保証ノウハウ、及びワークスアプリケーションズ製品に対する知見と経営資源を活用し、これまで以上に品質保証分野における相互連携を強化させることにより、AIを活用した高品質で付加価値の高いERPパッケージと関連サービスの開発、また日本国内のみならずグローバル市場における事業の発展を推進し、業界を問わずそれぞれの企業経営に貢献すべく、資本業務提携を行うもの。