建設関係の作図、建設現場施工管理者派遣を手掛ける夢真ホールディングス(以下「夢真HD」)【2362】は、ブイシンクとの間で業務委託契約を締結したと発表した。
オフィス、店頭、公共空間及び交通機関など、あらゆる場所でディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信する「デジタルサイネージ」業界は、オフィスや地下鉄をはじめとした公共機関などの屋内需要はもちろん、2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックでの訪日外国人の増加にあわせ、屋外設置の需要も拡大しており、その市場規模は、2015年度の1,182億円から2020年には2.3倍の2,700億円に拡大すると予測されている。
このような事業環境の中、夢真HDグループは、その時々に応じた産業の趨勢や時流を読み、それに適合した人材の効率的な育成及び派遣を標榜し、従来からIT関連分野の成長を見越し、プログラマーやシステムエンジニアといったIT関連のエンジニア派遣を積極的に行ってきた。そして、昨今のデジタルサイネージ市場の成長は、同市場に多くの夢真HDグループ人材を供給できる好機ととらえており、今回、戦略的パートナーとして、デジタルサイネージ技術を利用したシステム開発を行うブイシンクと本業務提携および株式取得を実施することとなったもの。
本業務提携を行うブイシンクが展開しているデジタルサイネージ「adbo(アドボ)」は、単に情報を発信するだけにとどまらず、性別年齢推定システムに対応しているため、情報の受け手に対し、その一人ひとりのニーズに即した高い訴求力を持つ情報提供が可能となっている。また、ネットワークに対応していることから、コンテンツ配信をすることによりデータの収集を行うことができる双方向型の次世代デジタルサイネージとなっている。
夢真HDグループは本業務提携および株式取得により、ブイシンクと共同して、今後デジタルサイネージ関連領域で増加が見込めるIT技術に精通したエンジニアの育成及び派遣並びにブイシンクが開発したシステムの販促活動を行っていく考え。