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三菱商事、カナダのシェールガス生産子会社の株式譲渡 ポートフォリオの強靭化の一環として

大手総合商社の三菱商事【8058】は、連結子会社であるカナダのCordova Gas Resources Ltd.(以下「CGR」)の、三菱商事が所有する全株式(発行済株式数の100%)を、カナダで天然ガスの開発・生産を行うPenn West Petroleum Ltd.(以下「Penn West」)に譲渡したと発表した。

三菱商事は、2010年にCGRを通じて、西カナダからのLNG輸出プロジェクト向けの原料ガス手配を念頭に、ブリティッシュ・コロンビア州北東部に位置するCordovaシェールガスの権益を有していたPenn Westより、同鉱区の50%権益を取得した。その後、2011年10月より、シェールガスの生産を開始し、現在は日量30百万立方フィート前後(LNG換算で約22万トン/年)を生産している状況に至っている。

一方、三菱商事は、中期経営戦略に基づき、ポートフォリオの強靭化を目指し資産の入替えを進めており、西カナダの天然ガス価格の見通しや将来的なCordova事業の経済性について検討した結果、三菱が保有するCGR全株式をオペレーターであるPenn Westに譲渡することが最適と判断したもの。

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