電気機器大手のシャープ【6753】は、完全子会社であるシャープマニファクチャリングシステム(以下「SMS社」)を吸収合併すると発表した。
シャープは、本年8月に発足した新経営体制の下、全ての事業を連携させシャープの総合力の強化を図る方針として“One SHARP”を掲げ、事業拡大を通じて様々なステークホルダーの期待に応える経営方針を表明するとともに、シャープの創業の精神である「誠意と創意」を継承し、シャープらしいオリジナリティ溢れる商品やサービスを顧客一人ひとりに提供するとの意味を込めた新コーポレート宣言“Be Original.”を制定した。
また、一日も早く黒字化を実現してシャープを確実な成長へ導くため、各事業の収益力を高めるべく、経営効率の改善等に向けて様々な検討を行っている。
このような中、シャープの子会社として各種の生産装置事業や制御機器事業、医療関連装置事業などを展開するSMS社について検討を重ねてきたところ、SMS社の全事業をシャープに移管し、シャープの経営資源と統合、最適配置をすることで効率的な運営を行い、顧客の要望に迅速に対応できる体制を構築することが、シャープグループの企業価値向上に資すると判断し、SMS社を吸収合併するもの。