プロ用AV&ITのトータル・ソリューションを提供するヒビノ【2469】は、持分法適用関連会社であるJVCケンウッド・アークスの株式を、JVCケンウッド【6632】より追加取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は651百万円。
ヒビノグループは、音響機器販売・施工、映像製品の開発・製造・販売、コンサート・イベントの音響・映像サービスを主たる事業としている。現在は、M&A等による既存事業の強化、新製品開発、グローバル展開及び新規事業開拓への戦略的投資を積極的に推進しているという。
一方JVCケンウッド・アークスは、創業以来56年にわたり業務用音響・映像機器のシステム設計・施工を手掛けてきた国内有数のエンジニアリング企業であり、全国自治体・ホール、文教・文化施設、体育施設等に豊富な実績を有している。
ヒビノは、音響機器販売・施工事業にて取り扱う輸入ブランド商品の販売拡大に向け、ホール音響市場を強化することを目的として、平成22年10月にJVCケンウッド・アークスの発行済株式総数の35%を取得し、持分法適用関連会社とした。以降、同社のホール音響における高度なエンジニアリング技術と強固な販売ルートに、ヒビノグループの商品及びサービスを融合させることで、音響システムの設計・施工から機器販売、保守まで一貫したソリューションを提供できる体制を確立してきた。
今回のJVCケンウッド・アークスの連結子会社化は、これまでの取り組みをさらに推し進めるとともに、エンジニアリング業務を行うヒビノグループ各社との連携を図ることで新たな受注機会を生み出し、両社の企業価値向上を図るもの。