鉄鋼メーカーの日立金属【5486】は、保有する北海日立電線機販（以下「機販」）の全株式の山一ハガネへの譲渡に関して山一ハガネと基本合意を取り交わしたと発表した。
現在、日立金属は2018年中期計画において、「世界トップクラスの高機能材料会社」を実現するという基本方針の下、グローバルな事業拡大をめざし、高収益、高成長分野への集中と経営資源の効率的運用を進め、事業ポートフォリオの継続的な刷新を進めている。
一方、山一ハガネにおいては北海道地区における顧客開拓、電線事業の強化を進めている。
今回、山一ハガネに機販の経営を委ねることで生まれる相乗効果を機販に取り込むことにより、長年にわたり機販が北海道地区での電線及び産業機器の販売等において築いてきた事業基盤をさらに強化することが可能となるとともに、これまで以上に北海道地区の発展に寄与できるとの結論に達したもの。