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長瀬産業、米の機能性油化学品メーカーの株式取得 北米ウレタン事業を強化

染料、化学品、合成樹脂など化学品専門商社の長瀬産業【8012】は、同社と子会社のNagase America Corporation(以下「ナガセアメリカ」)が、米国のCytech Products Inc.(以下「Cytech」)の株式35%を取得したと発表した。株式取得後の所有比率は、中京油脂65%、長瀬産業25%、ナガセアメリカ10%となる。

長瀬産業は、染料、化学品、合成樹脂、機械、電子材料、化粧品、健康食品、医療機器等の輸出・ 輸入及び国内販売を行っている。その中でウレタン事業においては、自動車のシートやハンドルなどの内装部品メーカー向けに様々な材料販売を手掛けるだけでなく、ウレタンフォーム製品の製造事業も関連会社にて行っており、日本のみならず、中国やASEAN、メキシコなどグローバルに事業を展開している。

一方Cytechは、親会社である中京油脂の優れた乳化・分散技術を活用し、多岐にわたる機能性油化学品を北米エリアにて製造し、展開している。

北米における自動車用ウレタン離型剤においては、今後、環境や安全性の問題から有機溶剤系→水系への移行が進むと見込まれる。新たな現地でのニーズに迅速に対応するため、従来、感熱紙用塗工剤ビジネスで共に取り組んできた協業体制を更に強化し、ウレタン用離型剤販売の拡大を目指すとともに、中京油脂の技術を活用し、製品開発や新市場開拓を進めることを目的として、今回株式を取得したもの。

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